2018.07.18 12:00第11回 座談会「ヨシタケシンスケ(作品)、どう思う?」先ごろ、“今の小学生に一番支持されている本を決める” “小学生にのみ投票権のある” 「子どもの本総選挙」(主催:こどもの本総選挙事務局)というイベントが大々的にとり行われました。12万人の小学生が投票、そのランキング(結果)が華々しく発表されてみると…ベスト10入りした作品中なんと4作品はヨシタケシンスケ作品!というおどろきの(関係者はな...
2017.12.22 03:002017 スペシャルイベント「絵本の300年を旅する~『世界図絵』から今日まで」11月26日(日)、〈絵本の100年と未来研究会〉の仲間が自由学園明日館・大教室タリアセンに集結、はじめての企画展示「絵本の300年を旅する」開催当日を迎えました。所狭しと発行順に並べた約400冊の絵本は、以下のような構成。〈社会背景と絵本のたどった道〉1658年/世界最初の絵本と言われるコメニウスの『世界図絵』18世紀~19世紀/20世...
2017.09.21 12:00第7回 絵本とアニメーション〜その特性・相乗効果を考える2017年は、日本オリジナルのアニメ作品がつくられて100年という区切りの年。そして2018年は、 近現代の子どもの本のスタートラインである「赤い鳥」創刊100年の年です。ほぼ同じ時期に歩みを進めてきた二つのメディアの共通項、現状の相違点などを考えることで、絵本の未来を考えるきっかけにしたい。現役アニメーション作家、アニメ畑から絵本を志す...
2017.05.24 12:00第6回 100年先まで残りそうな21世紀生まれの絵本Q.「紙の絵本」は100年後も残っていると思うか?A.残っていると思う。(全員一致)Q.なぜ残っている?A.*親子関係においてアタッチメント(愛着)の確立のため必要なツールであることに変わりはないから。*市場は小さくなるが、コンテンツは今より増える。*実在感のない不安定さより安定が求められる。*情報としてデジタル化しやすいものではない。最...
2017.02.15 12:00第5回 「男もハマる絵本」!いつものメンバーに加えて、大人で絵本を楽しむ会をひらいているドンハマ★さん、ミュージシャンの西浦謙助さんとフレネシさんも来てくださいました。嬉しいな♪ そもそも“男”と“女”で分けて考えるのはどうなの?と思ったりもしますよね。ですが、「実際(多くの)大人の男性と絵本の間には距離があるよね」「この距離がもっと縮まったら、社会的にも我々とし...
2016.12.13 12:00第4回 徹底比較!クリスマス絵本12月の研究会のテーマは「徹底比較!クリスマス絵本」でした。クリスチャンであるメンバーからは、欧米ではクリスマスはキリスト教にとって大切な日であるため、「クリスマスってどういうものか」子どもにもわかるための絵本が早くからつくられてきたことが紹介されました。 中国出身メンバーによるクリスマス及び絵本との出会いの話、「クリスマスに妹がほしい」...
2016.10.19 12:00第3回 『ママがおばけになっちゃった!』とその続編(のぶみ作 講談社)を考える第2回勉強会のとき、その場になかったけれど話題に上ったのが、累計53万部のヒット作となっている『ママがおばけになっちゃった!』のことでした。「笑って泣ける」と各所で読み聞かせに用いられたりしているけれど、ママが亡くなる話を子どもに笑って語ることに問題はないのか? あの絵本ははたして誰のためのものなのか、そして、なぜそれほどに支持されたのか...
2016.07.27 12:00第2回 子どもの絵本?大人の絵本?まだ文字をきちんと読めない子どもたちが、絵があることによって内容を理解できる、絵から感じることもできる…という目的で、本来絵本はつくられるようになったと考えられます。とはいえ、語られる内容や、絵のスタイルなどは時代とともに多様化し、子どものためだけでなく、主に大人が読むことを想定してつくられたような絵本も増えてきています。メンバーそれぞ...
2016.05.11 05:52第1回 100年分の絵本をみてみよう。今の日本の子どもの本につながる流れは、雑誌「赤い鳥」が生まれたころに始まると考えられます。子どもに本当の芸術を手渡していくことが目指された時代です。子どもの本、とくに絵本って、この100年、どんなふうに進んできたんだろう…日本だけじゃなくて、世界のなかでどんな絵本が生まれてきたんだろう…まずは100年分並べて見てみようということになりまし...