第7回 絵本とアニメーション〜その特性・相乗効果を考える
2017年は、日本オリジナルのアニメ作品がつくられて100年という区切りの年。そして2018年は、 近現代の子どもの本のスタートラインである「赤い鳥」創刊100年の年です。ほぼ同じ時期に歩みを進めてきた二つのメディアの共通項、現状の相違点などを考えることで、絵本の未来を考えるきっかけにしたい。現役アニメーション作家、アニメ畑から絵本を志す作家、二つの中間に位置するアプロ ーチの仕事をする人などを交えて、語りあいました。
絵本や児童文学は子どもの「ためになる」もの、それに対してアニメーションやコミックスは一段下に考えがちだった一昔前よりは、表現方法の違うメディアとして理解されるようになってきました。今回、双方の立場から違いと魅力が語られることで、そのことを再認識することができました。
視聴層(読者)が大人向けにシフトしてきている、作品の魅力だけで収益につなげることが難しくなり、イベントや関連商品など周辺への広がりが不可欠になっているなど、抱えている問題には意外に 共通点も多いこともわかりました。選択肢は増える一方、コミュニケーションツール、他者と共有できるメディアとして、どのように絵本の、アニメーションの魅力を伝えるかは大きな課題です。
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《参加者》東條知美/北尾知子・柴崎大輔・神保和子・なかいかおり・林智子/沢崎友美・濱崎祐一(ドンハマ★)
水江未来・アンマサコ/近江寧基・中屋胡桃・廣瀬まゆみ・福井さとこ
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