第5回 「男もハマる絵本」!

いつものメンバーに加えて、大人で絵本を楽しむ会をひらいているドンハマ★さん、ミュージシャンの西浦謙助さんとフレネシさんも来てくださいました。嬉しいな♪

そもそも“男”と“女”で分けて考えるのはどうなの?と思ったりもしますよね。ですが、「実際(多くの)大人の男性と絵本の間には距離があるよね」「この距離がもっと縮まったら、社会的にも我々としても嬉しいよね」というわけで、まずは...

FB、twitter、メンバー自身や周辺聞き取りによる<男の好きな絵本>を紹介し合いました。11パターンに分けてカテゴライズしてみたのでご覧ください。

作品全部は載せきれないので一部だけ。

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◆メンバー及びメンバー調査(※FB,twitter,近辺聞き取り)による<男の好きな絵本>◆

a.パパが活躍!(『パパのしごとはわるものです』『パパはウルトラマン』など)

b.おとうさんだもん。(『ゴリラのおとうちゃん』『おとうさんがおとうさんになった日』『papa!』など)

c.現実世界から、いらっしゃいませ。(『爆弾と将軍』『空の飛びかた』『ウエズリーの国』など)

d.人生哲学(『最初の質問』『ヤクーバとライオン』『かたあしだちょうのエルフ』荒井良二作品など)

e.グヘヘ!ギャハハ!(ユーモア※下ネタ含む)(『給食番長』『じごくのそうべえ』『あるあさジジ・ジャンボウはおったまげた!?』など)

f.男のファンタジー(『漂流物』『セクター7』ショーン・タン作品など)

g.マニアック(『夢の江戸歌舞伎』『THIS IS NEWYORK』落語絵本など)

h.へえ意外。こういう絵本もあるのか。(『キュウリさんあぶないよ』『ちがうねん』など)

i.アート・コレクション系(パツウォスカー『COLORS』中江嘉男『ペラペラの世界』など)

j.科学、自然科学系

k.子どもの頃好きだった!(『モチモチの木』『だるまちゃん』シリーズ『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』『ぐりとぐら』『おしいれのぼうけん』など)

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話し合いの中で、

「そもそも「読む理由=わかりやすい効果」

「役に立つ絵本=良い絵本」とか、

「ただ面白がる・感じることが苦手なのは、

男性だけでなく全体としての傾向だね」という言葉に皆でうなずく場面もありました。

はやくはやく!もっとつよく!勝たなければ!...こんな時代だからこそ、心に種をまく絵本に触れてほしい。

さらに私は本を人に手渡す<司書>という仕事をしています。手渡す先の人を大ざっぱにひとくくりにせず、その人に合った出会いの演出を心がけたい。

「さあたくさん読んで!」「絵本はとてもよいのだから」「流行ってるし」「感動するし」「役に立つし」...「とにかくコレ読んで!」じゃない手渡し方をしたい。

知恵をしぼってコツコツと、本と友だちになれる人を増やしてまいります(*^_^*)

今回のテーマに絡めてみんなで導き出した作戦をまとめました。

ご覧ください。

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《 男を絵本に近づけるための7つの作戦 》

①パパ活躍絵本を手渡してみる。

②その人の好む世界観を描いた絵本を手渡してみる。

③現実世界が入り口になっている、あるいは社会派の絵本を手渡してみる。

④コレクター心をくすぐる絵本を手渡してみる。

⑤絵本のある場(子育て、イベント)に誘う。優しく。

⑥お酒×絵本 の場を。

⑦絵本を語れる男はモテる。絵本を活用してもらう。(婚活、プレゼントetc..)

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ほかにもよい作戦があれば、ぜひお聞かせ願います。

絵本は面白いです。(東條)

絵本の100年と未来研究会

絵本にまつわる様々な事柄をみつめ、学びを実践につなげたいと考える仲間が集まりました。 わたしたちは〈絵本の100年と未来研究会〉の活動を通じて、 「絵本」「子どもと社会」「絵本を手渡すということ」の意味を考え、 実践・発信してまいります。

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