第9回 絵本で“読む”ジェンダー

2月21日に「絵本とジェンダー」という広義のテーマで研究会を催しました。折しも「あたしおかあさんだから」事件の渦中、また世界的には#MeToo運動が続いているなか、話題は多岐にわたり、一度の研究会で網羅しきれるものではありませんでした。

3月は、緊急続編として、絵本の内容に特化してジェンダーを考えることにしました。“ジェンダーという視点から”しっくりこない絵本、逆に、この描き方ならいいと思う絵本を、めいめい持ちよって話しあいました(おことわりしておきますが、しっくりこない=悪書ということではありません。)。結果、下記のようなポイントが浮かびあがってきました。詳細はリンクデータにてご覧ください。 →PDFはこちら
① 色や形から受ける男女イメージ
② 父の役割・母の役割
③ 女「らしさ」
④ 男「らしさ」
⑤ 大人の男の人は怖い?
⑥ いろいろな家族がいること

今回はじめて参加してくださった八尋さんは、ママふたり家族の絵本『In Our Mothers' House』の翻訳出版プロジェクトにかかわる編集者です。クラウドファンディングはぶじ目標額を超え、今年10月ごろ出版予定とのこと。この絵本について知ることができたのも、研究会の成果でした。 →プロジェクト詳細
《参加者》東條知美/北尾知子・柴崎大輔・神保和子・なかいかおり/内田かずひろ・中藤智幹・福井さとこ・もとしたいづみ・八尋遥

絵本の100年と未来研究会

絵本にまつわる様々な事柄をみつめ、学びを実践につなげたいと考える仲間が集まりました。 わたしたちは〈絵本の100年と未来研究会〉の活動を通じて、 「絵本」「子どもと社会」「絵本を手渡すということ」の意味を考え、 実践・発信してまいります。

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